Artworks

Music

BGMの制作をおこなっており、一部はダウンロード販売をしています。(以下は特に人気の高いアルバムです。)

楽曲の種類は、主にオルゴールでオールマイティに使えるBGMを作成しています。

今は動画が主流であるため、BGMは必要不可欠なコンテンツとなっています。また、AI研究の一環として、データ収集の目的としてもいます。クラシック音楽のほとんどがパブリックドメインであるため、安心してデータ収集することができる上、その数も膨大であるため、機械学習には最適となっています。また、コード進行には著作権がない、ということも機械学習にとっては大きなメリットです。

オルゴールの魅力

クラシック音楽をオルゴールの音色で演奏しています。特にオルゴールにするには難しそうなフルオーケストラで演奏されている曲にチャレンジしています。オルゴールにしたら綺麗だろうな、という曲をチョイスしています。和音にすると迫力が増すだけでなく、音がさらに魅力的になるので、やはりフルオーケストラ曲をオルゴールにしてみたくなります。

 実際のオルゴールは弁数(ピンを弾く板の数)によって出すことができる音の数が制限されます。弁数が多ければ多いほど豊かな音色を出すことができますが、それだけサイズも大きくなり、また高価になっていきます(クルマや家が買えるくらいになることもあります)。また、実際には突起で金属板を弾きますが、構造的な問題から、連打がとても苦手です。そのため、連打が発生する場合には、同じ音を複数用意して、それぞれを鳴らすことによって、連打の問題を解決するなど、さまざまな工夫を凝らしています。そのため、音階の設定が曲によってそれぞれ違ってくることになり、使い回しには制約が出てきます。

 このように、さまざまな曲を現物で鳴らそうとすると、技術的・金額的に実現が難しくなってしまいますが、DTMでは、コンピュータ上で音を鳴らすことができるので、制約はほとんどありません。制作にかかる時間も本物のオルゴールを作ることを考えたら比較になりません。

 DTMでは作成が簡単ですが、それでもオルゴールにするためには工夫も必要です。残念ながら原曲のままでオルゴールになることは稀です。特に、フルオーケストラの場合には、どうしても編曲が必要になってきます。本物のオーケストラの場合には、個々の楽器に特性があり、それぞれの音色がハーモニーを生み出しているので、単純に単一のオルゴール音源に置き換えただけでは音がぶつかり合い、濁って聞こえるなど、聞き苦しいところがどうしても発生してしまいます。また、それぞれの楽器には出せる音の限界があります。オルゴール音源は高音・低音が苦手なため、ダイナミックな曲の場合にはその部分の調整も必要になります。また、連打もほどほどにしないとうるさくなります。このようにさまざまな調整をしていく必要があり、そこがノウハウとして蓄積できる点が楽しいところです。

 うまくいったときの達成感はなんとも言えません。

使用機材

  • Logic Pro X
  • Mac mini M1 2020(メモリ 8G)
  • MacBook Pro M1 Pro(14inch、メモリ 16G)

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